60年前、地球初の衛星画像
1959年8月7日、エクスプローラー6号はフロリダ州ケープカナベラルからソー・エイブル・ロケットの上に打ち上げられた。そのミッションは、上層大気における地球の電場と磁場を調査することだったが、同時に雲をスキャンして撮影する装置も搭載された。
ミッション開始から約1週間後、メキシコ上空を周回中の衛星が初めて地球の写真を撮影し、送信した。その画像は、北中部太平洋を写した未精製のものだった。ハワイの地上局に送信するのに約40分かかった。

エクスプローラー6号は、メリーランド州にあるNASAゴダード宇宙飛行センターの指揮下に置かれた最初の科学衛星で、マーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ計画の有人ミッションの追跡・通信ネットワークを運用することになった。衛星の形状は円形で、打ち上げ後、地球を周回する楕円軌道に乗った。
エクスプローラー6号のような初期のミッションは、可能性の限界を押し広げるものだった。それからわずか10年後、人類が初めて月面に降り立った。この旅で、私たちは地球についても多くを学んだ。エクスプローラー6号は、私たちが故郷として知っている小さくて青い惑星を、初めて私たちに見せてくれたのです。ご訪問の際は、ぜひロケットガーデンを散策し、初期の宇宙計画と未知への第一歩を称えるアトラクション「ヒーローズ&レジェンド」にもお立ち寄りください。